前回に続いて、『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』から音楽ビジネスを考える。の2回目です!

『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』その2

前回の記事はこちらから!

新しい技術を取り入れよう

グレイトフル・デッドは自分たちの音を作るために様々な実験を繰りかえすだけではなく、最新のテクノロジーを積極的に取り入れていたようです。
1970年代でのライブでのサウンドシステムもその一つで、あまりにも手が込みすぎるがゆえに既製品でだけでは間に合わなくなり、自分たちで開発をした話もあります。

そしてリーダーのガルシアが亡くなり、残りのメンバーが「ザ・デッド」として2009年にツアーを始めたときは、ツアーの音や映像、状況をリアルタイムで伝えられるように
iPhoneアプリやTwitterを利用しています。

彼らのこのその時代に合った最新技術を積極的に取り入れる理由は、基本は『寛容で親しみやすいバンド』の文化は保ちつつ、その文化を促進(この場合では保持、拡散の意味も)するために必要だっただけ、と言えます。

新しいカテゴリーを作ってしまおう

その実験的、かつ独創的な演奏スタイルを持っていることからも、グレイトフル・デッドを音楽の既存のどこかのジャンルにカテゴライズすることは難しいと思います。
当時のファンは「ジャム・バンド」という新しいカテゴリーを作り、後に「Phish(フィッシュ)」がグレイトフル・デッドの後に続いたようです。

音楽に限らずどの業種でも、他のマネをして既存の「カテゴリー」に入り込もうとするので同じようなモノがあふれているように感じます。
「良い・悪い」は別にして、単純に「ちょっとカッコ悪い」と思うのは僕だけでしょうかね?笑

変わり者でいいじゃないか

グレイトフル・デッドのライブはかなり独特なようです。
派手な演出もなし、お客さんはマリファナ吸いまくり(!)、近くの駐車場ではDIYなグッズが販売され、取り締まらなきゃいけない警察官でさえ笑って楽しんでいる。
傍から見ると非常に風変わりであったみたいです。
その風変りな雰囲気を作っているファンたちも変わり者が多かったようですが、それをきちんと受け入れている。
グレイトフル・デッドがつくる文化は「変わり者」を受け入れる雰囲気があったんです。

誰もが「他者とは違くありたい」と願っているのに、「風変り」であることには臆病。
「個性」を求めているはずなのに、「間違った協調性」や「間違った常識」に縛られる。

僕自身はセラピストとして病院にも属しているのでこのことは非常に感じます。
バンドマンやミュージシャンなんて変わった人が多いからこそ、良い刺激を受けるんですがね。笑

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