アニメ『ラブライブ!』にみるメディアミックス戦略を考えた。


劇場版も決定し、ますますコンテンツの強みを見せているこのアニメ『ラブライブ』。
でもこのアニメは調べてみると非常によくできた戦略の上メディアミックス戦略の視点で考えてみました。

ラブライブとは

KADOKAWAが発行する美少女総合エンタテインメントマガジン『電撃G’s magazine』、音楽会社ランティス、アニメーション制作会社サンライズの三者による合同プロジェクト。スクールアイドルグループ「μ’s」の普段の様子やストーリーを『G’s』誌上にて展開しつつ、サンライズ制作のプロモーションビデオDVD付きの音楽CDを販売するという、それぞれの会社・雑誌の特色を生かした分業体制を取っている。2010年初頭に誌上企画が開始され、2010年8月13日にファーストシングルCDが発売された。
引用:wikipedia

ストーリー概要としては、学校統廃合の危機に瀕している「音ノ木坂学院」という女子高が舞台。この学校の名を世に広め、入学希望者を増やすため9人の生徒自らがアイドルとして活動していくサクセスストーリー。

メディアミックスとは

mediamix

メディアミックス(media mix)とは、広告業界の用語で商品を広告・CMする際に異種のメディアを組み合わせることによって各メディアの弱点を補う手法というのが原義であるが、現在では特定の娯楽作品が一定の経済効果を持った時、その作品の副次的作品を幾種類かの娯楽メディアを通して多数製作することでファンサービスと商品販促を拡充するという手法のことを指すことが多い。
引用;wikipedia

ラブライブにみるメディアミックス戦略

ラブライブはもともとメディアミックスを前提としての企画だったそうです。

3社それぞれの強みを生かしている

strength
ラブライブ自体KADOKAWA・ランティス・サンライズの合同企画なのですが、それぞれの強みを生かしているのが特徴かと。

・出版社であるKADOKAWAは発行している雑誌『電撃G’s magazine』
・音楽制作会社であるランティスがCD
・アニメ制作会社であるサンライズがアニメプロモーションビデオ

この3つによって雑誌×音楽×映像でのメディアを組み合わせている。

2.5次元を確立した点

ここまでだけなら単なるコラボレーション企画と言われてもしょうがなかったのかもしれないが、ここから「アニメ」と「声優」につなげたことが大きかったかと。

アニメ作中のアイドルグループ『μ’s』とその登場人物を担当している声優陣のグループも『μ’s』とし活動しているという点。
実際アニメの作中でのダンスの振り付けはその声優自身もコンサートで同じ振り付けをしています。
2次元(アニメ)と3次元(コンサート)のミックスは、企画発案当初から前提としていた例は少ないのかと。

メディアミックスのメリット・デメリット

メリット

これはメディアミックスの目的にもなるのですが、複数の異なるメディアを用いることによって、互いのデメリットを補完しあう点が大きなメリットかと。
入り口の幅を増やし広げることでより多くの層を取り込むことができると考えられます。

加えて、『接触頻度』を増やすことでより強い宣伝効果を得られるというメリットもあります。
書店でも、CDショップでも、テレビでもあらゆる場所でそのコンテンツが目に入ることは、広告としては非常に大きな影響力があるでしょう。

デメリット

しかし、そのメディアミックス戦略もデメリットがあります。
原作との乖離やストーリー、世界観の破たんなど関わるメディアが増えれば増えるほど、コンテンツの内容を一貫して維持するのが難しくなる点。
加えて、費用対効果が見えない、手間や費用がかかりすぎるといった資金面でのデメリットも大きいようです。

次ページ:音楽業界での事例について

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