音楽を聴くのにデジタルがいいか、アナログがいいか…って結構長く競われているようなことだと思います。
もちろんそれぞれ一長一短はあるのでしょうが、今回はその違いを『脳科学』に焦点を絞って考えてみました!

感覚の重要性

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画像引用:Full-sensory restaurant branding – 5 opportunities

動物やヒトの五感とは『触覚』『視覚』『聴覚』『嗅覚』『味覚』の五つを指します。
実際にはもっと多くの感覚があり、細かく分類すると20程とも言われています。

ヒトも動物も成長していくにはこれらの『感覚』の入力が必須です。
リハビリセラピストの自分の観点ですが、これらの感覚は成長するのに必要な『栄養素』と捉えています。

電子書籍関連の研究データからみえること

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画像引用:irorio

少し過去の記事になるのですが電子書籍に関しての研究データの発表で興味深いものがありました。

トッパンフォームズはこのほど、ダイレクトマーケティングのニューロ・テクニカとともにダイレクトメール(DM)に関する脳科学実験を実施し、「ディスプレイ」よりも「紙媒体」の方が情報を理解させるのに優れていることを科学的に確認した。同じ情報であっても反射光として脳にインプットされる「紙媒体」と透過光の「ディスプレイ」では脳は全く違う反応を示し、特に脳内の情報を理解しようとする前頭前皮質の反応は紙媒体の方が強く、ディスプレイよりも紙媒体の方が情報を理解させるのに優れている
一部引用:irorio

もともとそんなに電子書籍に触れる機会は少なかったこともあるのですが、「なんとなく頭に入りにくい」印象はありましたのでこの記事をみて納得。

必要なのは前頭前野への刺激?

BRAIN

前頭前野はヒトをヒトたらしめ,思考や創造性を担う脳の最高中枢であると考えられている。前頭前野は系統発生的にヒトで最もよく発達した脳部位であるとともに,個体発生的には最も遅く成熟する脳部位である。一方老化に伴って最も早く機能低下が起こる部位の一つでもある。この脳部位はワーキングメモリー、反応抑制、行動の切り替え、プラニング、推論などの認知・実行機能を担っている。また、高次な情動・動機づけ機能とそれに基づく意思決定過程も担っている。さらに社会的行動、葛藤の解決や報酬に基づく選択など、多様な機能に関係している。
引用:脳科学辞典

簡単にまとめると、前頭前野って部分は『人間らしさ』をつかさどるところ。この部分が発達していなかったり、きちんと働いていないと社会的に不適応な人格形成につながってしまいます。
(とある研究によると、凶悪犯罪を犯す犯罪者は高確率でこの前頭前野に障害がある人が多いようです)

電子書籍に関してですが、いくら活字を読んでいてもあくまでそれは『視覚』のみの認識。
紙の本をめくるという動作や、本を読み進めるごとに変化するページの厚み、手に持つ重みなど、手を介しての『触覚』などの感覚情報量が電子書籍では極端に少なくなります。
この点が脳にとっては大きな違いなんだと考えられます。

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